その日、西区で「夏の陣」の幕が上がった
本日ご紹介するのは、札幌市西区よりいただいたハチ駆除のご依頼です。
電話口でお話を伺うと、「家の裏のあたりで、最近ハチをよく見かける」とのこと。
ハチを「よく見かける」──この一言を、私たち蜂駆除のプロは決して軽く受け止めません。なぜなら、その近くには高い確率で巣が存在するからです。ハチは気まぐれに飛んでいるわけではなく、巣を中心に、エサ集めや巣材集めのために規則的に行動しています。
「よく見かける場所」とは、すなわち「巣が近い場所」。
私はすぐに現場へと向かいました。
裏庭にて──【ヂゃッ・ぢゃーーーーーン
】
お客様に裏庭へとご案内いただき、指をさされた方向に目をやると──
【ヂゃッ・ぢゃーーーーーン
】
こ…コレはッッッ!
外壁換気口ガラリの内部。あの、丸い格子状のフードの奥に、まぎれもなくハチの巣が営巣しておりました。
格子の隙間から、ハチがせわしなく出たり入ったり。よく観察すると、その姿は──ケブカスズメバチ。
スズメバチの中でも、特に攻撃性が高いことで知られる危険な種です。
今シーズン2度目の「攻撃型スズメバチ」確認
ここで、私が思わず息をのんだ理由をお話しさせてください。
実はこのケブカスズメバチの働き蜂を確認したのは、今シーズン(クロスズメバチやマルハナバチなど、比較的おとなしいハチを除く)、攻撃型スズメバチとしては先日の小樽市の現場に続いて、今回で2度目だったのです。
つまり、いよいよ──
札幌、夏の陣!開幕
春先、女王蜂が一匹で巣作りを始める季節から、いよいよ働き蜂が羽化し、コロニーが一気に勢力を拡大していくフェーズへと突入したことを意味します。
攻撃型スズメバチの働き蜂が飛び始めたという事実は、私たちプロにとって「今年もいよいよ本格的なシーズンが来た」という号砲のようなものなのです。
なぜ換気口に巣を作るのか?
それにしても、なぜハチはわざわざ換気口の中などという場所に巣を作るのでしょうか。
答えはシンプルです。換気口は、ハチにとって「理想の物件」だからです。
まず、外壁換気口ガラリのフードは、雨風を完璧にしのげます。巣は紙のような巣材でできているため、雨に弱いという弱点があります。その点、換気口のフードの内側は屋根付きの一等地。雨にも風にも晒されません。
さらに、格子状のガラリは、外敵から巣を守る「天然の要塞」にもなります。鳥などの天敵が容易に近づけず、人目にもつきにくい。ハチにとってこれほど安全な営巣スポットは、そうそうありません。
しかし、住む人にとってはたまったものではありません。換気口は当然、室内とつながっています。万が一ハチが室内に侵入してきたら…と考えると、一刻も早く対処すべき、非常に危険な状況なのです。
ケブカスズメバチという難敵
今回の相手、ケブカスズメバチについて、もう少し詳しくお話しします。
ケブカスズメバチは、その名の通り体に毛が多いスズメバチで、北海道では比較的よく見られる種です。しかし「よく見られる」からといって、決して油断できる相手ではありません。
むしろ逆です。ケブカスズメバチは攻撃性が非常に高く、巣に近づくものに対して容赦なく集団で襲いかかってきます。毒針による刺傷はもちろん、何度も刺してくるため、被害が大きくなりやすいのが特徴です。
特に夏から秋にかけて、巣がピークを迎える頃には、その個体数は数百匹規模にまで膨れ上がります。そうなってからの駆除は、危険度も難易度も桁違い。だからこそ、今回のように働き蜂が増え始めた早い段階で発見・駆除できたことが、何よりも重要だったのです。
いざ、駆除作戦開始
さて、ここからが私たちプロの仕事です。
換気口内部の巣は、一見すると駆除が難しそうに見えます。格子があり、フードがあり、内部の構造が外からは見えにくいからです。手順を誤れば、興奮したハチが一斉に飛び出し、思わぬ事故につながりかねません。
私はまず、防護服にしっかりと身を包みました。ケブカスズメバチ相手では、防護服なしなど考えられません。
そして、慎重に巣との距離を詰め、専用薬剤を換気口の内部の巣めがけて噴射。
巣と、中にいる個体を、まとめてシャット・ダウンしていきます。
薬剤が効果を発揮し、ハチの動きが収まったことを確認した上で──いよいよ、巣の撤去です。
外壁換気口ガラリを、パカッと取り外します。
すると、中から現れたのは、しっかりと成長したケブカスズメバチの巣。換気口のフード内部の空間を、見事に活用して作られておりました。
女王蜂、確保
巣を取り出し、丁寧に確認していくと──
いました。女王蜂です。
写真にもしっかりと写っておりますが、巣の中心にいた女王蜂も、確実に駆除いたしました。
蜂駆除において、女王蜂を仕留めることは極めて重要です。なぜなら、女王蜂さえ健在であれば、たとえ巣を撤去しても、再びどこかに巣を作り直してしまう可能性があるからです。
逆に言えば、女王蜂を確実に駆除し、巣を完全に撤去すれば、そのコロニーはもう二度と復活することはありません。
今回も、女王蜂をしっかりと確認・駆除し、巣も換気口からきれいに取り除くことができました。
これにて、一件落着です

仕上げの周辺調査と戻りバチ対策
しかし、池沢屋の仕事は「巣を取って終わり」ではありません。
巣を撤去した後も、周辺をくまなく調査し、他に営巣がないかを徹底的に確認します。一つの巣を見つけたからといって、それが唯一の巣とは限らないからです。
さらに、駆除後には「戻りバチ」への対策も欠かせません。
戻りバチとは、巣の撤去時にたまたま外に出ていて、後から巣のあった場所に戻ってくるハチのことです。巣がなくなったことに気づかず、しばらくの間その場所をうろつくことがあります。
池沢屋では、こうした戻りバチに対しても忌避剤の散布などでしっかりと対策を施し、再発を防ぎます。
今回も、周辺調査・戻りバチ対策まで万全に実施した上で、作業完了といたしました。
お客様にも大変ご安心いただき、笑顔でお見送りいただけました。
「ハチをよく見かける」は、最大の危険信号
今回の西区の事例から、皆さまにぜひお伝えしたいことがあります。
それは、「ハチをよく見かける」という状態を、絶対に放置しないでほしい、ということです。
今回のお客様も、最初は「なんだか最近ハチが多いな」という、ごく軽い違和感からのご相談でした。しかし、その違和感の正体は、換気口の奥に潜んでいた攻撃型スズメバチの巣だったのです。
もし、あのまま放置していたら──。夏から秋にかけて巣はみるみる巨大化し、数百匹のケブカスズメバチが家の周りを飛び交う、極めて危険な事態になっていたかもしれません。
換気口、室外機まわり、軒下、軒天、カーポートの屋根、庭木の奥──ハチは、私たちが「まさかこんな所に」と思うような場所を、実に巧みに狙ってきます。
そして、その多くは、自分ではなかなか気づきにくい「死角」にあるのです。
蜂の巣は、早期発見・早期駆除がすべて
繰り返しになりますが、蜂の巣対策において最も大切なのは、早期発見・早期駆除です。
巣がまだ小さい初期段階であれば、危険度も低く、安全かつ短時間で駆除を完了できるケースがほとんどです。
しかし、放置して巣が大きくなればなるほど、駆除の難易度・危険度・そしてコストは上がっていきます。
「これくらいで業者に頼んでもいいのかな」
そう迷われる方も多いのですが、どうかご安心ください。池沢屋では、ご相談・お見積りはすべて無料です。ハチ1匹からのご相談でも、もちろん大歓迎です。
「ちょっと気になる」その段階こそが、ご相談のベストタイミングなのです。
ハチ駆除に関するよくあるご質問はこちらをご覧ください。
池沢屋の対応エリア
札幌市南区を中心に、中央区・北区・東区・西区・手稲区・豊平区・清田区・白石区・厚別区の市内全10区、さらに江別市・南幌町まで幅広く網羅しております。
戸建住宅はもちろん、アパート、店舗、会社敷地、倉庫、物置など、さまざまな場所でのハチ駆除に対応しております。「うちのような場所でも来てもらえるかな」とお思いの方も、まずはお気軽にご相談ください。
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「換気口のあたりで蜂が出入りしている」「最近この辺でハチをよく見かける」と感じたら、それがご相談のサインです。
札幌・夏の陣、開幕。今年もあなたの暮らしの安心を、責任を持って守り抜きます。
蜂のお悩みは責任を持って解決致します。
(一社)北海道ペストコントロール協会 会員
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