ご依頼内容(札幌市南区の蜂の巣駆除)
札幌市南区にお住まいのお客様より、蜂の巣駆除のご依頼をいただきました。
お電話の時点で、すでにお客様は手を2箇所刺されてしまったとのこと。「物置を開けようとしたら、いきなりスズメバチに襲われた」というお話でした。
しかも、その物置は玄関を出てすぐの動線上にあり、駆除しない限り外に出ることすらままならない状況。
これは一刻も早く駆けつけなければ――そう判断し、即座に現場へ向かいました。
現地の状況(ケブカスズメバチの巣の発見)
到着すると、お客様が刺された手を見せてくださいました。

(※お客様のご了解を得てご提供いただいた写真です)
パンパンに腫れ上がったその手を目にした瞬間、蜂駆除業者としての魂に火がつきました
「これはすぐさま駆除しないといけない!」
まずはお客様に病院への受診を促しつつ、状況の確認に入ります。
問題の物置に近づいてみると…早速、警備担当のケブカスズメバチが一匹、こちらを”ヂッ”と凝視して警戒しています
そう。今回の相手はケブカスズメバチ。
正式名称はキイロスズメバチ。北海道では「ケブカスズメバチ」あるいは「エゾキイロスズメバチ」とも呼ばれ、スズメバチの中でもトップクラスに凶暴な種として知られています。
ケブカスズメバチの危険性
このケブカスズメバチ、何が厄介かというと、とにかく攻撃性が群を抜いているのです。
他のスズメバチ類と比較しても攻撃性が非常に高く、巣から10m以上離れていても威嚇行動を取ることがあります。しかも、威嚇なしにいきなり集団で攻撃してくることも。一度刺激を受けた巣では攻撃性が持続し、わずかな刺激でも再び集団で襲ってくる恐れがあります。
つまり「そっとしておけば大丈夫」が通用しない、札幌で最も注意すべきスズメバチなのです。
巣の規模も桁違い。直径は30〜80cm、ときに1mに達することもあり、働き蜂は数百〜千匹以上になることも。活動期間は5〜11月で、個体数は9〜10月にピークを迎えます。人の刺傷事故が最も多いのもこの種です。
今回のお客様も、まさにこの凶暴なケブカに不意打ちを食らってしまったわけです。
駆除作業の流れ
さて、いよいよ作業開始です。
防護服に身を包み、問題の物置に近づいていきます。なるべく音を立てず、ゆっくりと…。
蜂駆除というのは、実はこの「近づく瞬間」が一番緊張します。相手はケブカ。下手に刺激すれば一斉攻撃が始まる。呼吸を整え、慎重に、慎重に扉に手をかけます。
ゆっくりと扉を開けると…
【ドッカァァァァーーーーワーン
】
そこには、ソフトボール大をはるかに超える…サロンフットボールの球くらい(わかりにくいですね
)はあろうかという、巨大なケブカスズメバチの巣が鎮座しておりました。
巣の表面には何匹ものケブカがうごめき、ブンブンと不穏な羽音が物置内に響き渡っています。
ここで一瞬でも躊躇すれば、向こうが先に仕掛けてきます。
――迷っている暇はない。
瞬間的に業務用薬剤を注入。巣穴から飛び出そうとするスズメバチを、片っ端からシャット・ダウン
物置の中が一気に静まり返りました。
戻りバチとの長期戦
しかし、蜂駆除業者の仕事はここで終わりではありません
巣を駆除しても、外に餌を取りに出ていた働き蜂たちが次々と帰ってきます。いわゆる「戻りバチ」です。
この戻りバチ、帰ってきたら巣がなくなっていて大パニック。興奮状態のスズメバチほど危険なものはありません。
ここからは根比べです。
一匹一匹、丁寧に、確実に捕獲・駆除していきます。
何分…何十分…。
じっと待ち、戻ってくる蜂を見逃さず、一匹余すことなく退治していきます。
蜂駆除は派手な「巣の撤去」がクライマックスだと思われがちですが、実はこの地味な戻りバチ対策こそが、専門の蜂駆除業者に依頼する最大のメリットです。ここを手を抜くと、翌日から周辺で興奮したスズメバチが飛び回り、二次被害に繋がりかねないのです。
しばらく観察を続け、戻りバチがほぼいなくなったことを確認。ようやく作業完了です。
駆除後の状態
取り出した巣を確認すると、なんと3段構造になっておりました。

幼虫も蛹もびっしり。このまま放置していたら、ここから続々と新しい働き蜂が羽化し、巣はさらに急拡大していたことでしょう。
7月の段階でこの規模ということは、このまま秋まで放っておけば…考えただけでもゾッとします。
お客様には刺されてしまったことは本当に残念でしたが、この段階でお気づきになられたのは不幸中の幸いだったと言えます。
お客様もこの後すぐに病院へ向かわれるとのことで、そちらも安心いたしました。
今回のポイント
今回の事例から、皆様にお伝えしたいことが3つあります。
まず「物置・倉庫は要注意」ということ。普段あまり開けない物置や倉庫は、蜂にとって最高の営巣スポットです。風雨をしのげて、人の出入りも少ない。蜂にとっては五つ星ホテルのようなものです。定期的に確認することをお勧めします。
次に「ケブカスズメバチはご自身での対処は大変危険」ということ。ケブカスズメバチは集団攻撃性が桁違いです。市販のスプレーで刺激した結果、一斉攻撃を受けるリスクが非常に高い。必ず専門の蜂駆除業者にご依頼ください。
最後に「刺されたら必ず病院へ」ということ。特に2回目以降の刺傷はアナフィラキシーショックのリスクがあります。たとえ症状が軽くても、必ず医療機関を受診してください。
蜂の巣は「見つけたら即相談」が鉄則です。早ければ早いほど、巣は小さく、蜂の数も少なく、駆除の費用も安く済みます。
「もしかして?」と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。
弊社のことを詳しく載せておりますので、下記もぜひご覧ください。
【蜂駆除専門店】池沢屋|エールを北のチカラに。ほっかいどう応援団会議
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